PULLOUTプルアウト

ボードをコントロールする第一歩がプルアウトなのだ

プルアウトは波が終わりそうなときや、他のサーファーが前にいるときに、「自分の意志でライディングを止めるテクニック」のことです。ワイプアウトが自分の意志とは関係なくライディングが終わってしまうのに比べて、あくまでボードコントロールの一つとしてプルアウトってのがあるわけですね。

簡単なプルアウト

一番簡単なプルアウトは、ライディング中にボード無理やりにまたがってしまうこと。
ドスンとボードに座り込んで、足を水中で踏ん張れば余程の大きい波じゃない限りボードの動きは止めることができます。プルアウト本来の意味とは少し違ってきますが、これも立派なプルアウト。

ボードを離してしまって、他のサーファーにぶつけるくらいなら、少々かっこ悪くても確実にボードの動きを止めることを第一に考えましょう。ただし、この方法が使えるのは小さい波だけ。
少しサイズのある波では座ったボードごと流されてしまうので、気をつけてください。

クールなプルアウト

ドスンと座り込むプルアウトよりクールでロングボードらしいプルアウトは、波のフェイスで深くターンして波の裏に抜けるやり方。ボトムターンの延長でそのまま簡単にできそうですが、上手くタイミングを見計らってアクションを起こさなければいまいちかっこ悪いプルアウトもどきになってしまいます。まずは動画でお手本になりそうなプルアウトを紹介しておきます。


サーフィン映画の傑作エンドレスサマーから、これまた超有名なワンシーン。
マイク・ヒンソンのプルアウトがクールすぎます。


ビデオの後半、伝説のサーファー「ミッキードラ」が魅せるカリフォルニアでのワンシーン。
ここまで切れ味抜群のプルアウトは現在でもなかなかお目にかかれません。

ボードの後ろを踏み込もう

ボリュームのあるロングボードをクイックに動かすのに大切なのは、ボードの後ろを踏み込むことです。ボードの真ん中をいくら踏み込んでも動きません。

ボードを水に浮かべてみるとわかりますが、ボードの真中部分を掴んで回転させるのは至難の業。相当力を入れないと動かないはずです。
ところがテール部分を掴んで、フィンを中心に動かしてみるとあっけなく動くはずです。
サーファーが乗っている状態のボードも同じで、足をテールの上にずらさなければボードはどんどん前に進むだけです。ボードを動かしたければテールを中心にぐるりと回す。これが基本なのでよく覚えておいてくださいね。

ボトムターンのあとは後ろ足重心でライディングする

さて、ここでポイントになってくるのが「どうやって足をテールの上に持っていくか」ってこと。
後ろ足をほんの少し後方にずらせばテールの上に足を持ってくるのは簡単なのですが、ボードを動かすにはもう一つだけコツがあります。
それは「ライディング中はなるべく後ろ足に体重をかけておく」ってこと。いくらテールの上まで足をずらしても、それだけでキュキュっと動かすことは困難です。少ない動作で重いボードを動かすには、ボトムターンが完了したら後ろ足に常に重心を乗せておく必要があります。初心者ロングボーダーにありがちな、前のめりで足を踏ん張る姿勢だといくら乗り位置をずらしてもボードはまったく動きません。ボトムターンが終わったら上半身を起こして、後ろ足に体重を載せる。そうすることによって初めてボードはクイックに動いてくれるようになります。

プルアウトのタイミング

後ろを踏んづけてるのに、なぜかプルアウトできないサーファーはアクションを起こすのが遅すぎます。クールなプルアウトには波の力必要不可欠。
たいていのサーファーは波のフェイスを行き過ぎてからアクションを起こしますが、それでは遅すぎルのです。フェイスに出てしまっては、いくらテールを踏んでもボードが沈んでおしまいになることがほとんど。 ボードが一番動きやすいのは、波のフェイスが張ってくるところ。今にも崩れそうだなぁってポジションが一番波のパワーを使いやすいっていうことも覚えておいてください。
ということで、どうもボードがクルッと回って行かないなぁと感じたら、まずはプルアウトを始めるタイミングを早めにしてみましょう。

クールなライディングはプルアウトから

たかがプルアウトなのですが、クールなプルアウトを覚えるっていうことは、クールなライディングには欠かせないのです。タイミングやライディング中のスタンス。はたまた波の観察眼。これらがうまく組み合わさることでクールなプルアウトが生まれます。
少ない動作で大きなボードをコントロールするテクニックを覚えたらそれだけで、ライディングの幅も広がります。次に繋がるカットバックもプルアウトと同じようなテクニックが必要になってきます。安全のためにも、ボトムターンができるようになったら、まずはプルアウトをしっかり練習して、しっかりボードをコントロールできるようにしておくといいですよ!

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