HANGTENハングテン

両足をかければそこから先は何もない

ノーズライデイングのなかでも、ノーズに両足かけるライデイングが「ハングテン」。

両足がノーズに乗った瞬間から目の前のボードが消え去り、ハングファイブとはまた違った浮遊感覚を得ることのできる、まさにロングボードならでは究極のテクニックといえるでしょう。
ハングテンを成功させるには、ボードをセットするポジション、クロスステップでのタイミング、波の判断能力、それらすべてが上手く組み合わせていく能力が必要です。単純にウォーキングして両足を揃えるだけでは、必ずと言っていいほどパーリングを起こしてしまいます。

両足をノーズにかけてもパーリングしないようにするには、何よりもボードコントロールが重要です。ハングファイブのままボードをコントロールすることができなければ、両足をノーズにかけた瞬間にパーリングしてしまいます。もう一つ大切なのは、ハングテンは波の一番力のあるスポットでテールをしっかりロックさせる必要があります。テールをロックさせるには、波がどこからブレイクするのかをしっかり見極めてボードが安定するスポットを常に把握しておくこと。一本一本表情が変わる波でも、テールがロックされるスポットは必ず存在します。それがインサイド寄りのほれたセクションでもチャンスを見逃すことなく、いかにボードをセットすることができるかどうかが、ハングテン成功の鍵と言えます。

紹介する動画は、キングオブノーズライディングと言われた「DAVID NUUHIWA」のクールなライディングシーン。ウォーキングのタイミングなどはもちろん、ボードをどの部分にセットするかなど、とても参考になる動画です。

最後の一歩は波がブレイクする寸前

ハングファイブでクルーズして目の前の波がブレイクしそうになったら、思い切って最後の一歩を踏み出してみましょう。

ハングファイブの状態で、波を抜けてしまってからでは遅すぎます。もしスピードが出すぎていると感じたら、後ろ足に体重をかけるかステップバックして少しだけスピードを落とします。タイミングとしてはかなり遅めに感じるかもしれませんが、目の前の波がブレイクする寸前にボードをセットすることが重要です。うまくセットできたら徐々にノーズ側に加重して、ボードがロックされているかどうかを確かめます。ノーズに加重してもスピードが落ちなければ、両足でノーズを抑えこむようにすればハングテンの完成です。

すべてのテクニックを駆使してタイミングを作り出そう

ロングボードの究極のテクニック「ハングテン」は両足をノーズにかけることよりも、タイミングを作り出すことが難しいテクニックです。パドルアウトする前からどのセクションで波がほれてくるのか観察することも大切ですし、実際にそのセクションまでボードをコントロールするテクニックも必要です。

テイクオフからボトムターン、カットバック、ウォーキング、ハングファイブ。どれか一つでもいい加減にしてしまうと、それだけハングテンのチャンスは少なくなってしまいます。波に合わせるためのテクニックが全て揃って初めて可能になるテクニックですので、最初から両足を揃えることを目的にするのではなく、できるだけ安定したハングファイブを目指すようにすれば、必ずチャンスは巡ってきます。

最初は小さい波でうまく波をとらえ続ける練習を重ねて、どんな波でもチャンスを逃さないように心がければ必ずハングテンは可能になります。ハングテンができるようになる頃には、ボードをコントロールするすべてのテクニックがマスターできているはずです。最後の一歩を踏み出せたときから、

また新しいサーフィンライフが始まるのかもしれませんね。

PAGE
TOP